雨水タンクを設置して2年使いましたが、私にとっては不要でした。
こんな悩みのある人は読んでください。
雨水タンクは補助金や助成金が出るけど評判はどうなの?
雨水タンクの水は腐る?
ボウフラはわく?
費用対効果は?
オーバーフローしないの?
後悔したくない
結論、災害対策以外の目的ならおすすめしません。
メンテナンスが面倒な割に、あまりメリットを感じないからです。
この記事では実際に雨水タンクを設置した体験談を記事にしました。
記事を読み終えると、雨水タンクで後悔した理由と、雨水タンクが向く人・向かない人がわかります。
雨水タンクで後悔した理由
メンテナンスが面倒な割に、使い道が少ないからです。
順に説明します。
後悔1. ボウフラがわく
ボウフラは湧くとか湧かないとか言われますが、私の使っている雨水タンクではボウフラはわきます。
もちろん対策がない訳ではないですが、確実に防ぐ手段は今のところありません。
水があるからボウフラがわく
蚊は水があるところならどこでも卵を産むため、雨水タンクも例外ではありません。
雨水タンクへの入り口はないように見えても、蚊は雨どいの中を通って雨水タンクの中へ入ってきます。
雨水タンクにボウフラがわくのを防ぐ方法
現実的ではありませんが、1日以内に雨水タンクの水を使い切ればボウフラはわきません。
蚊の卵は1〜2日で産まれるからです。
水中で1日から2日でふ化します。
こんなところが蚊の発生源 目黒区
たしかに孵化する前に雨水タンクの水を使い切ってしまえば、ボウフラはわきません。
水を貯めるための雨水タンクなのに、すぐに使わなきゃいけないの?
意味なくない?
と思った方。
私もそう思います。
なので現実的には水を使いきれず、ボウフラはわいてしまいますね。
後悔2. 雨水タンクの水が腐る
水は腐らないと言われますが、普通に腐ります。
水が腐らないと言われるのは不純物のない真水なので、葉や生物が入ってしまう雨水タンクだと、中の水は腐ります。
なので定期的に掃除をしないと、洗車などに使う気にはちょっとなれないですね。
後悔3. 水道代は安くならない
水道代はほとんど節約できません。
たとえば、こちらの雨水タンクは250リットルで3万6000円ほどです。
対して水道代は20㎥で月2,000円の家庭であれば、1リットル約0.1円です。
つまり雨水タンク満タン1回使い切るごとに、水道代25円節約できます。
しかし雨水タンクが3万6000円しますので、初期コストを回収するためには満タンにした雨水タンクを1,440回使い切らないといけません。
水道代を気にするより、設置代の方がずっと高いです。
後悔4. 雨水タンクがオーバーフローする
オーバーフローについては後悔していません。
オーバーフローの対策がしてある雨水タンクを購入したためです。
たとえば以下の雨水タンクであれば、タンクがいっぱいになったときに自動でといに流す仕組みがついています。
対策してある雨水タンクを買えば、オーバーフローの心配はしなくて大丈夫です。
後悔5. 使い道が少ない
大量の水を貯められる雨水タンクですが、その使い道は限られています。
災害時
一番期待できるのがこの災害時です。
コンビニやスーパーで手に入る飲み水の量では足りないような場面で活躍します。
水やり
水やりには使えます。
しかし雨水タンクは水圧が弱いため、貯まっている雨水の量によってはホースで水を撒けません。
その際は一度雨水タンクからじょうろに水を出し、じょうろで水をあげます。
洗車
洗車にも使えるのですが、同じく水圧が弱いため、やりづらいかもしれません。
その場合は一度雨水タンクからバケツに水を出し、バケツの水を使って洗車します。
使えなくはないですが、まあ面倒ですよ。
これから雨水タンクを設置する人が後悔しないためには
目的を災害時のためと割り切ることです。
水道代や水やりに使えるといった副次的なことを目的としてしまうと、「あれ?意外と効果ないな。」と後悔します。
お金を気にするなら水道代より設置費用の方がかかりますし、水を撒きたいだけなら水道の蛇口からホースを繋いだ方が使い勝手がいいでしょう。
あくまで災害時の対策が目的で、せっかく設置するなら有効活用する程度に考えておくのがいいと思います。
まとめ:雨水タンクは災害以外を目的にすると後悔する
雨水タンクは日常の使い道もなくはないですが、わざわざ設置するほどではなくデメリットの方が勝ります。
ただ災害時にはやはり活躍するので、災害対策と割り切ってメンテナンスしています。
なので雨水タンクに多くを求める人は、後悔すると思います。
反対に災害対策としては役に立っていて、いつでも水がある安心感はあります。
自身の目的と合うか検討し、ぜひ後悔のない選択をしてください。
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