樹脂サッシってどんなメーカーがあるの?
樹脂サッシにはどんな種類があるの?
よく使われる樹脂サッシは?
おすすめの樹脂サッシは?
こんな悩みを解決します。
この記事では、よく使われる樹脂サッシのメーカーとその製品をまとめました。
記事を読み終えると、どんな樹脂サッシがあるかがわかります。
樹脂サッシメーカーの一覧
よく使われる樹脂サッシのメーカーを紹介します。
一覧を見たい方はこちらからどうぞ。
YKK AP
樹脂サッシといえばYKK AP。
元々はアルミ建材メーカーで、衣類などに使われるファスナーを作っています。
住宅の建材としてはアルミサッシの国内シェア1位のYKK APですが、最近では樹脂サッシに力を入れています。
多くのハウスメーカーや工務店で取引があるため、樹脂サッシを使いたい場合はまず第一候補に上がるでしょう。
リクシル(LIXIL)
アルミ樹脂複合サッシがメインで、樹脂サッシにはあまり力を入れていません。
そのため樹脂サッシのお値段は少し高めです。
製造しているEWの性能は悪くありません。
エクセルシャノン
樹脂サッシ専業メーカー。
サッシはフレームが少し太いですが、その分作りがしっかりしています。
性能はとてもいいのですが、知名度があまりなく標準で使われることが少ないのが難点ですね。
もしハウスメーカーや工務店で使えるようであれば、YKK APとの比較になるでしょう。
三協アルミ
「アルミ」とつく企業名にもかかわらず、樹脂サッシを生産していたメーカーです。
三協アルミは樹脂サッシの生産から撤退した
しかし三協アルミは2022年6月に樹脂サッシの生産から撤退し、リクシルと相互OEMという形をとっています。
なので現在三協アルミで販売している「スマージュ」シリーズは、リクシルで生産している樹脂サッシです。
海外メーカー
オスモ&エーデル
世界で売られている塗料の老舗メーカー。
省エネ先進国のドイツで使われる樹脂サッシも作っています。
プロファイン
同じくドイツの樹脂サッシメーカー。
LIXILと共同で樹脂サッシ「EW」を作っています。
YKK APとエクセルシャノンの比較
実際には国内で樹脂サッシを使おうとすると、YKK APとエクセルシャノンの比較になることが多いです。
ポイントを次の表で比較します。
YKK AP | エクセルシャノン | |
価格 | ◯ | ◎ |
性能や作り | ◯ | ◎ |
デザイン | ◎ | ◯ |
知名度 | ◎ | ◯ |
エクセルシャノンの樹脂サッシはしっかり作られていて、見た目も少しゴツいです。
性能は申し分ないので、安くしっかりした樹脂サッシがほしいのであればエクセルシャノン、デザインやブランド重視であればYKK APになるのではないでしょうか。
樹脂サッシの種類一覧
一覧で見たい方はこちらの表をご覧ください。
YKK AP | LIXIL | エクセルシャノン | 三協アルミ | オスモ&エーデル | |
中性能 | APW330 プラマードH | EW | シャノンウインドIIs | スマージュⅡ | 複層ガラス仕様 FIN72 |
高性能 | APW430 | トリプルシャノンIIx UFシリーズ | トリプルスマージュⅡ | トリプルガラス仕様 FIN90 | |
最高性能 | レガリス | シャノンウインドSPG | |||
デザイン性 | APW230 | EW for Design | FIN90 アルミクラッドタイプ | ||
防火 | APW230防火窓 | 樹脂製防火窓 | |||
ブラインド付 | ブラインド内蔵タイプ FIN90 |
YKK AP
APW330
樹脂サッシを使いたいなら、まずはAPW330。
定番の樹脂サッシです。
APW430
APW330でも冷気を感じたり結露する場合は、さらに高性能なAPW430があります。
トリプルガラスのため、熱を通しにくいです。
APW230 / APW230防火窓
ちょっと変わった形の窓を使いたいなら、APW230。
丸、スクエア、菱形と、めずらしい形の樹脂サッシを使えます。
プラマードH
APWより以前に販売していたプラマードⅢの後続として、現在も北海道限定で存続する樹脂サッシ。
性能はAPW330より少し劣るもののほぼ同等なので、安いなら採用する価値ありです。
リクシル(LIXIL)
EW
リクシル製の樹脂サッシです。
リクシルで樹脂サッシを使いたい場合は、基本的にEWになるでしょう。
EW for Design
EWの中でデザイン性が高い装飾窓がEW for Designです。
木目調のデザインもあります。
レガリス
世界最高峰の、なんと5枚ガラスです。
しかし値段も高いためか、採用した方をほとんど見ません。
エクセルシャノン
シャノンウインドIIs
エクセルシャノン製の標準樹脂サッシです。
トリプルシャノンIIx
エクセルシャノンのさらに高性能な樹脂サッシ。
トリプルガラスのトリプルシャノンです。
UFシリーズ
さらにフレーム部分の断熱性能に力を入れたのがUFシリーズです。
窓の弱点であるフレーム下部の表面温度が大きく改善しています。
シャノンウインドSPG
エクセルシャノンの最高性能の樹脂サッシ。
その性能は5枚ガラスのレガリスを超えるほど。
樹脂製防火窓
耐火建築物でも使える防火の樹脂サッシです。
防火地域や準防火地域でも使える数少ない樹脂サッシです。
三協アルミ
スマージュⅡ
三協アルミの標準の樹脂窓、スマージュⅡです。
リクシルからOEM提供されたサッシを販売しています。
トリプルスマージュⅡ
スマージュⅡのトリプルガラス版がトリプルスマージュⅡです。
海外メーカー
オスモ&エーデル
エーデルフェンスター 複層ガラス仕様 FIN72
2種類の開き方をする「ドレーキップ窓」が特徴。
国内メーカーでドレーキップ窓はほとんど見ません。
エーデルフェンスター トリプルガラス仕様 FIN90
分厚くなり、ガラスもトリプルになったモデルです。
エーデルフェンスター FIN90 アルミクラッドタイプ
フレームは樹脂サッシのままに、アルミカバーがついたモデルです。
性能とアルミの質感を両方求めたい方におすすめです。
エーデルフェンスター ブラインド内蔵タイプ FIN90
複層ガラスの間にブラインドが入っています。
内蔵されているため、別でブラインドをつけるよりスタイリッシュです。
樹脂サッシでおすすめのメーカー
ズバリ、YKK APです。
理由は以下のとおり。
- 樹脂サッシをメインで製造している
樹脂サッシを主力商品にしているメーカーは研究開発に力を入れています - シェアが高く、多くのハウスメーカーで標準で使える
普段使わないメーカーの商品は仕入れ値が高かったり、サポートが受けづらかったりします
樹脂サッシにおいて大切な断熱性能ですが、正直メーカーによってはそんなに変わりません。
どちらかというとグレードによって断熱性能が変わるため、断熱性能を求めるならメーカーを変えるより同じメーカー内でグレードの高い樹脂サッシに変える方がおすすめです。
樹脂サッシメーカーと種類の一覧まとめ
樹脂サッシには、以下のメーカーがありました。
またそれぞれのメーカーで販売している樹脂サッシはこちらです。
YKK AP | LIXIL | エクセルシャノン | 三協アルミ | オスモ&エーデル | |
中性能 | APW330 プラマードH | EW | シャノンウインドIIs | スマージュⅡ | 複層ガラス仕様 FIN72 |
高性能 | APW430 | トリプルシャノンIIx UFシリーズ | トリプルスマージュⅡ | トリプルガラス仕様 FIN90 | |
最高性能 | レガリス | シャノンウインドSPG | |||
デザイン | APW230 | EW for Design | FIN90 アルミクラッドタイプ | ||
防火 | APW230防火窓 | 樹脂製防火窓 | |||
ブラインド | ブラインド内蔵タイプ FIN90 |
以上の中からぜひお気に入りの樹脂サッシを選んでみてください。
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