家を買いたい。購入する流れを教えて。
賢い買い方はあるの?
結論、家を賢く買うなら内見前に以下の3点を済ませましょう。
何件ものマイホーム購入に携わってきた私が、中古マンション・新築戸建の購入の流れをご説明します。
全体の流れは以下をご覧ください。
予算を決める
まずは予算を決めてください。
なぜなら見るべき物件がわかるからです。
気に入った家があるけど、1,000万円予算オーバー。
この物件を見る意味はあるでしょうか。
どんなに素敵な家でも、予算内でなければ意味がありません。
テレビで見る豪邸と同じで「いいなぁ」と思っても自分の生活とは関係ありませんから、あくまで自分の予算内で家を探しましょう。
仲介業者を決める
物件より先に仲介業者を決めましょう。
なぜなら、ほとんどの家はどの業者からでも買えるからです。
手に入る家が同じなら、安く買った方がいいでしょう。
「不動産購入の際の仲介手数料最大無料になるチャンス!」から問い合わせれば、仲介手数料が無料です。
仲介手数料無料の業者を選ぶ
同じ家を買うなら、仲介手数料は無料の業者で買いましょう。
なぜ仲介手数料を無料にできるかというと、売り手側からはもらっているからです。
業者側の目線に立てばわかりますが、仲介手数料を無料にしておくことでお客さんの方から選んでもらえるので、営業コストがかからないんですよね。
詳しくは仲介手数料最大無料のしくみをご覧ください。
正直、仲介手数料なんて安ければ安いだけいいので、無料の業者を使いましょう。
新築一戸建とありますが、実は中古マンションでも使えます。
ローンの仮審査を通す
内見する前に仮審査を通します。
住宅ローンは無料でモゲチェック で一括比較できます。
家の購入はスピード勝負
いい物件だと売りに出た週の週末には売れてしまうこともザラです。
焦って買う必要はまったくないんですが、気に入った物件があった場合、内見してから仮審査をしているようじゃ正直遅いです。
たとえば仮審査を通した人と通していない人が同日に内見したとすると、内見後に仮審査を出していては遅れをとってしまいます。
仮審査が通ってないと買えない
仮審査を通しておかないと、売主から「仮審査を通してください」と言われます。
売主からすると
買うって言ってた人が審査に落ちて買えなかった。
ってすごい嫌なんですよね。
精神的にも大変ですし、その間は他の人に売ることができないからです。
なので仮審査を通しておかないと、買付証明書を受け取ってもらえないことが多いです。
家を買いたい人の多くは仮審査を通している
つまり仮審査を通していないと、自分だけ後ろからのスタートです。
まず仮審査を通して、家を買いたい他の人と横並びの状態です。
モゲチェック で無料で一括比較すれば、そのまま気になる銀行の仮審査に進めます。
ネットで物件を探す
物件を探すサイトは、以下の3つです。
なぜこの3つなのか説明します。
SUUMO
物件数No.1だからです。
まずはSUUMOを見ればOKです。
Yahoo!不動産
SUUMOに出てない物件もあります。
Yahoo!不動産を併用することで、未掲載物件を見逃さないようにします。
不動産ジャパン
あまり有名ではないですが、レインズと同じ物件が掲載されていると言われています。
レインズとは、不動産屋だけが使える物件のデータベースです。
他の媒体にない物件でも、見つかることがあります。
実際に内見する
ここまでやって、ようやく内見です。
内見ではステージごとに、次のことを意識してください。
探し始めならとにかく内見する
もし家を探し始めたばかりなら、気になった物件はとにかく内見してください。
なぜなら探し始めから、以下のような観点では見られないからです。
このマンションは階段が鉄骨でできているな。
この戸建は接道が私道だな。
何件も見ているうちに「あっちの物件にはあるけど、こっちの物件にはないもの」がわかってきます。
そうすると比較軸がわかってきます。
最初はとにかく内見しましょう。
内見の手順
以下のとおりです。
1. 気になる物件を見つける
ネットで気になる物件を探してください。
2. 問い合わせる
住所情報などはあいまいでも、不動産データベースから物件特定してくれます。
また内見前に「この物件ですよね?」と確認もちゃんとあります。
新築一戸建とありますが、中古マンションでも問題ありません。
慣れてきたら内見前にチェックする
何件か内見しているとわかりますが、NGになる物件のNG理由は家の中身だけではありません。
最寄駅、周辺環境が気に入らなくてNGになる場合も多いです。
Googleマップを使う
たとえば以下のようなことは、現地に行かなくてもわかります。
- 駅前が栄えていない
- 前面が高速道路や線路
- 駅から家までの間に急な坂がある
行かなくてもわかる理由なら、事前にチェックしておいた方が効率的です。
購入を検討する
できる限り早く、しかし納得するまで検討してください。
「1日遅ければもう買えない」というのは、本当にあります。
しかし不動産屋に必要以上に煽られないようにしてください。
急ぐあまり心が納得していないまま購入してしまっては、本末転倒です。
あくまで納得したら買いましょう。
買付証明書を提出する
欲しい物件が決まったら、買付証明書を提出します。
買付証明書とは
家を買いたいという意思表示する書面です。
口頭では気軽になってしまうので、書面でやり取りするのが慣習です。
値引きも、買付証明書に記載して交渉します。
よくある質問
よくある質問をまとめました。
物件は押さえられるの?
いいえ。
買付証明書を提出した時点では、あくまで意思表示しただけです。
ただし多くの場合は1番に買付証明書を提出した人が契約に進みます。
物件はいつ押さえられるの?
売買契約をした時点です。
キャンセルはできるの?
買付証明書を出しただけなら、一応まだキャンセルできます。
一応というのは、マナー上はあまり良くないためです。
「1番手になるためにとりあえず買付証明書を提出する」というのはマナー違反です。
しかし何らかの理由で「やっぱり契約したくない」となれば、この時点ではキャンセルできます。
売買契約する
買付証明書が受理されれば、その後の仲介業者とのやりとりで売買契約の日時が決まります。
売買契約からが法的な契約です。
また、売買契約が済めば物件も押さえた状態になるので、他の人に取られる心配がなくなります。
売買契約とは
対象の物件をいくらで購入しますという契約です。
「私が買います」という契約までなので、まだあなたの家にはなりません。
売買契約時には手付金を払います。
手付金とは
売買契約時に、物件価格の一部を先払いするお金です。
そのまま引き渡しまで進めば、支払う額は物件価格から手付金を差し引いた金額です。
5,000万円の物件で手付金200万円を払っていれば、引き渡し時に払う金額は4,800万円です。
手付金は物件価格の5%または100万円
相場の金額なので、値引き交渉は可能です。
売主が納得すればいくらでも大丈夫ですが、50万円程度が限界かと思います。
現金で払う
基本的には、売買契約時に現金で持っていきます。
なぜかというと、お金の移動を契約と同じタイミングにするためです。
たとえば、あなたはまだ契約していないのにお金だけ先に払うのは嫌ですよね。
売主は、手付金を受け取ってないのに契約だけしたくあまりせん。
なので契約とお金の移動を、同じ時間におこないます。
ローンの本審査を通す
本審査が通った金融機関から住宅ローンが借りられます。
いわば内定です。
本審査の通過時点では、まだ通過した金融機関から借りなくてはいけない訳ではありません。
複数審査に出して、その中から条件のいい金融機関を選べばOKです。
条件のいい金融機関の比較は、無料でモゲチェック から可能です。
火災保険を決める
住宅ローンは、借入までに必ず火災保険の契約が必要です。
不動産屋から紹介される火災保険もありますが、最適とは限らないため、一括見積もりして比較した方がいい保険が見つかります。
火災保険は無料でインズウェブ から一括見積もり可能です。
金消契約する
住宅ローンを借り入れる契約です。
金融機関の営業日にあわせるため、平日を指定される場合が多いです。
金融機関と次のような内容の契約を結びます。
引き渡しされる
売主にお金を払って、登記の名義を変えてもらいます。
引き渡しから、晴れて家はあなたのものです。
引き渡しも金融機関の方が関わるため、平日になります。
以下のことが行われます。
引越しする
できる限り早く引っ越すことをおすすめします。
理由は家賃がもったいないからです。
賃貸の家賃が8万円なら、2週間早く退去すれば4万円安く済みます。
最低限の準備は必要ですが、とはいえ家賃とローンの2重払いは結構大きいので、完璧に準備ができていなくても早く引っ越しましょう。
中古マンション・新築戸建購入の流れまとめ
あらためて、購入の流れは以下のとおりです。
ぜひブックマークし、必要な箇所を見ながら使ってください。
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